年収は倍率で見る。前職の最終年を100としたコンサル1年目・3年目・今
年収を倍率で見る理由
転職を年収で判断したい人は多い。ただ実額を出すと、業界や年次の影響が大きく、そのままでは参考にならない場合もある。私は実額を出さず、前職の最終年を100とした倍率で振り返るようにしている。この基準でいうと、コンサル1年目は100、3年目は120、いまは150になった。
数字だけ見ると、1年目で下がらなかったことに安心する人もいれば、思ったより上がっていないと感じる人もいると思う。どちらの見方も、この先の伸び方まで見ないと片手落ちになる。倍率だけの話にはなるが、年次を追って並べておく方が、単発の数字より参考にしやすいと思っている。
1年目は前職と同じ水準から始まった
1年目の数字を見て意外に思う人もいるかもしれないが、私の場合は前職の最終年と同じ水準から始まった。転職した瞬間に年収が跳ね上がったわけではない。
コンサルへの転職を年収アップの手段として考える人もいると思うが、少なくとも私の場合は、1年目の時点では横ばいだった。ここだけを見て判断すると、期待とのずれが生まれると思う。年収を理由に転職先を決めるなら、1年目の水準がどう決まるかを事前に確認しておいた方がいいと思う。
横ばいでも転職を選んだのは、年収より先に得たいもの(体系的なスキル)があったからだ。
伸びは後から大きくなる
3年目で120、いまは150になった。1年目から3年目までの伸び幅より、3年目からいまの伸び幅の方が大きい。私の場合、1年目から3年目より、3年目からいまの方が伸び幅が大きかった。
最初の数年は横ばいに近く、そこから伸びが大きくなる、という順番は、転職を決める段階では見えにくい。求人票や面談で聞ける数字は、多くの場合1年目の水準だけで、その先の伸び方までは説明されないことが多いと想定している。
だからこそ、1年目の数字だけで見切りをつけるのはもったいないと思う。伸び方は人によって違うはずだが、少なくとも私の場合は、後半になるほど伸び幅が大きくなった。
年収で転職を決める人への見方
年収で転職を決めたい人には、1年目の数字だけでなく、そこからの伸び方まで含めて見ることを勧めたい。1年目が横ばいでも、その後の伸びが大きくなるケースがあることは、判断材料の一つになると思う。1年目の数字だけを切り取って比較すると、後から伸びる場所を見落とすことがあると思う。
面談の場で、1年目の年収だけでなく、3年目・5年目でどのくらいの水準にいる人が多いかを聞いてみるのも一つの方法だと思う。転職エージェントに相談する段階で、この質問を投げておくと、後から数字のずれに驚くことが減ると想定している。
実額を出せない分、この記事に書けるのは倍率だけだ。ただ、1年目が横ばいでも焦る必要はない、という感覚だけは正直に残しておきたい。